• ワイヤロープとは

  • ワイヤロープとは
  • ワイヤロープ(wire rope)とは、一般に“鋼索”と呼称されているように“鋼線”を 主体としたロープを意味している。※鋼索=ワイヤロープ
    一般用(機械・建設・船舶・漁業・林業・鉱業・索道・エレベーター用など)のワイヤロープについては、日本工業規格(JIS)でG3525(1988/34種)として制定されている。 ワイヤロープの構成は、主に何れも複数本の鋼線を撚り合わせてストランドとし、さらに、このストランドを6本撚り合わせたタイプとなっている。

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  • ワイヤロープの特徴

  • ● 普通の棒鋼に比べて、強度が大きい。
     構成素線の引張強さ
     150Kgf/mm2(1470N/mm2)~300Kgf/mm2(2940N/mm2)
    ● 曲げやすい。繰り返し曲げによる疲労に強い。
    ● 衝撃を吸収してショックを和らげる能力が大きい。
    ● 耐食性を高める為の各種金属のメッキ、吹付け、塗装及び合成樹脂などの被覆ができる。
    ● 端末加工ができる。(金具の取付け、環状加工、ロープ相互の接続など)
    ● 細い径(1mm以下)~太い径(300mm)のものまでできる。また、複数本のロープを束ねて取り付けることにより、更に太径にでき強度も大きくできる。
    ● 曲げやすく、曲げ疲労に強いため、1本のロープを比較的小径の滑車(プーリー・シーブ)により複数回 折り返してしようできる。
    ● 製品の長さが短尺物(1m以下)から長尺物(1000m以上)もできる。
    ● 機械と同じように、潤滑剤の使用効果が大きい。
    ● 製品は小径のものに巻けるので、荷姿がコンパクトにでき、輸送しやすい。

  • 合成樹脂被覆ワイヤロープ(plastic coated rope)

  • ● ワイヤロープの表面に樹脂を被覆したもので主にメッキを施したロープまたはステンレスロープ製品が多い。
    ● ロープの主な合成被覆材料/特徴
    ナイロン12[N-12:NYLON-12]/耐摩耗性、耐候性
    ポリエチレン[PE:POLY ETHYLENE]/耐摩耗性、耐候性
    ポリビニール[PVC:PORY VINYL CHLORIDE /低価格、凡用性

  • 被覆ワイヤロープの特徴

  • 被覆ワイヤロープの特徴
  • ● 酸、アルカリ、海水などによる腐食に強い。
    ● 表面が平滑、美麗で、色別も比較的自由にできる。

    ● 舞台用・店装用
    通常のステンレスワイヤーロープは照明に反射しギラギラと光りますが、背景と同色のビニール被覆ワイヤーを使用することにより、ワイヤロープの存在を示し、確認・作業・駆動する事が出来ます。

    ● 産業用
    通常のワイヤロープでは目立たないが、カラフルな被覆ワイヤロープを使用することによりワイヤロープの存在を示し、確認・作業・駆動する事が出来ます。

    ■建築用
    危険を知らせるために目立つ色のついたロープを使用します。

    【室外でのカラーの劣化について】
    紫外線のエネルギーにより塗料が劣化することで色褪せは発生しています。 また、風や雨などの物理的な影響や、酸性雨も色褪せの原因に繋がります。 色褪せしやすい色は、原色系などの彩度が高い色です。 特に「赤」や「黄色」、「紫」は紫外線を吸収しやすいため、色褪せの進行が早くなります。

  • JIS規格の被覆ワイヤ JWIRE
  • 画期的!! JWIRE
  • 画期的!! JWIRE
    ビニール被覆ワイヤは、通常OUTワイヤを使用しています。
    JWIREはJIS規格ワイヤを被覆することで、吊り道具として使用可能となりました。

    PVC素材は水や汚れに強く、腐食・耐食性があり、ステンレスタイプは防錆性能がアップします。被覆加工が施されているため、手に触れることの多い場所でも怪我などを防ぎ、安全性が高い人気の商品です。被覆された吊り道具は現在注目を集めています。

  • JIS 亜鉛メッキ鋼より線 (メッセンジャーワイヤー)

  • ワイヤロープについて
  • 電力用・通信用の架空地線,埋設地線,ちょう架線,自己支持形ケーブル用支持線及び支線並びにこれと類似の目的に使用する。
    【JIS 亜鉛メッキ鋼より線 (メッセンジャーワイヤー)の特徴】
    直線性の高い、錆びに強い、耐久性の高く、強度のあるよった鋼線です。用途はゴルフ練習場やグラウンドのフェンスの枠用として使用したり、電柱のスティとして、漁業の養殖用資材として、また、電話線や電線の強度保持用に使用されています。